海賊バクスクラッシャーの五十人(+船長)を紹介します。
船員の皆さん、皆さまに一言お願いします!
バクスクラッシャーへようこそ! この船の船長をやってます、ラギルでーす!
船の見学賃はミルクキャンディ十個だよ。楽しんでいってね!
無謀と紙一重の勇気で、船員を導く幼い船長。
赤ん坊の頃、海賊バクスクラッシャーの船倉の林檎樽に置き去りにされる。以降、船員たちの愛情を一身に受け、元気に成長中。
どうも。ホーバーです、よろしく。
バクス帝国首都ウランダウィル出身。中流貴族の武器商家に、次男として生まれる。家族と仲が悪く、戦争をきっかけに公的海賊となる。
当時の船長に、なにが気に入られたのか若くして副船長に任命され、以後ずっと副船長として船員たちを支える。
何故だ。何故、髭は濃いのに脳天が……(苦悩中)
公的海賊「サージェンス」の船長だった。戦後、バクス帝国から逃亡中に副船長一味が反乱を起こし、ヴェスを含む三人の船員を残して全員死亡。
破損した帆船で漂流しているところを、通りがかったバクスクラッシャーに助けられる。
元船長の手腕をかわれ、以来、船長補佐を務めることに。かつては腕の立つ剣士だったが、今は頭脳面で大活躍。
あたしと一緒に酒でも飲まないかい? 凪いだ海と、酔えない夜ほど退屈なもんはないよ!
姐御気質。ラギルニットをその剛毅さで支える女海賊。
港町ヴァインシュタンテスにある宿屋の長女。戦時中、宿屋が戦火に呑まれ、多額の借金を残して全焼。借金を返すため公的海賊となった。
戦後、借金は無事に返済するが、他の海賊たちの例にもれず国を追われ、海賊バクスクラッシャーとなる。
おっ、いい尻してんなぁ(撫で撫で)あ? 何だよ、悲鳴なんて上げちゃってよー。
いいか、女の尻ってのはよ、触るためにあるんだぜ? なぁベティ!(ぶちゅっ)
豪快でいい加減で、スケベ。しかもロリコン。酒癖が最悪。
がっしりした肩に、青い肌をした裸の女性の刺青が彫られている。スタフはこの女性を「ベティ」と呼んでいるが、実は海の女神カラ・ミンス。
性格に似合わず、敬虔な海神信者。
経理担当だ。こう見えて理数系なんでな。財布の紐をガッチリ締めて、こいつらを生きてけるようにすんのが俺の役目。
強気にマイペース、曲がったことが大嫌いな正義漢。ただし照らし合わすのは常識ではなく、あくまで自分規範。
魔物の巣窟「デアモント・ロック」の部族ハーグラの出身。
帝国が「公的海賊」を徴兵していることを知り、力試しと、帝国の動向調査のため、部族代表として、海賊船に乗りこむ。
故郷に三人の妻がいる。強い者ほど多くの妻を娶れ、三人は結構な多さ。
エクステンションは妻の髪を織り交ぜたもので、強さの証。槍、銛の使い手。大型生物の捕獲は任せろ。
いいか、誤解するな、私は好きで海賊をやっているわけではない。
いつか我が偉大なる祖国に舞い戻り、海王閣下の下、身を粉にして働くのだ。
今のこの屈辱は、来るその日までの試練にすぎない!
堅物で、曲がったことが大嫌い。バクス帝国首都ウランダウィル出身。バクス帝国生粋の軍人家庭に生まれ、海軍指揮官にまで昇進した。
公的海賊制度の発布に伴い、公的海賊「デスドア」の船長となる。
戦時中、国家反逆の冤罪にかけられられるが、縁あってバクスクラッシャーに助けられ、以後仲間となる。
一言、かぁ。こういうのは照れるな。そうだな、うーん。どっか行きたいときは、声かけてくれよな。どこでも行くしさ。
冬眠中の熊のように、のんびりとした性格。天才舵手。嵐をも支配すると言われ、「嵐を支配する男」とたたえられる。
バクス帝国の港町ハベリッシモ出身。商船の舵手をしていたが、ある事故をきっかけに舵手をやめ、港町で働く水夫となる。
後に海賊バクスクラッシャーに加わり、様々な経歴を経て舵手長となる。
下の通りの男だ。よろしくしてくれ。
婦女子供に優しく、弱者に手出しする者を許さない。といっても正義漢なわけではなく、「悪」に対する柔軟な考えも持ち合わせた、豪気な男。
右腕が背中の方へ捻じ曲がっている。その曲腕で操るカトラス捌きの見事さから「曲腕のアレス」と呼ばれ、他海賊や海軍から恐れられている。
公的海賊バクスクラッシャーの船員だったが、他の公的海賊の例に漏れず、彼もまた国を追われ、バクスクラッシャーと共に漂流することに。
恋の舵取りは、オレに任せて! さぁ、一緒に楽園へ行こう。
明朗で、優しい人柄。老若男女を問わず好かれる美男子。歯の浮くキザさと、女たらしが玉にキズ。
バクス帝国ロペスィーボの出身。公的海賊「ガルナバクス」の元船員。
戦時中、ガルナバクスが敵船にやられ、沈没しかけたところをバクスクラッシャーに助けられる。
女たらしのくせ、クロルにだけは一途な思いを寄せている。同じくクロルが好きらしいホーバーとは、親友であり、恋敵。
船上の歌い手。その美声は船員たちの心の癒し。
準備中
おい、そこの貴様。仕事をサボろうなどと思うな。ツケは百倍にして返す。
「怒れる水夫長」と陰で呼ばれている。落雷のごとく怒る様は、ひたすらに恐ろしいが、平素は湖面のように物静か。
物の道理を知っている男で、水夫長としての信頼は非常に厚い。
相手が誰であろうとタメ口基本の船内にあって、船長・副船長に対し、礼儀正しい敬語と態度で応対する。黒ヒゲが自慢。
……おはよう。……こんにちは、か?(寝起き)
冷静沈着。色々な意味でタチが悪い。尊敬と畏怖を持って、他の海賊から「一つ目のレティク」と呼ばれる。
ワッセルと幼馴染。水夫のファルは、レティクの愛妹。
曲者揃いの水夫をまとめる水夫長補佐だけあって、かなりの切れ者。船の司令塔的存在。
フェクヘーラ大陸フースィ国出身。両親を早くに亡くし、妹のファルを養うため、バクス帝国に赴き、幼馴染のワッセルとともに海賊軍人となる。
あたしと仲良くしたいんなら、金か酒か男を連れてきな。
自分にも他人にも厳しい頑固婆。男を見れば説教をかまし、子供を見れば尻を叩き、女を見ればちゃちをつける。
曲刀使いの傭兵としてフェクヘーラ大陸を渡り歩き、波乱万丈の人生を歩む。二十代後半にバクス帝国に入り、サラエヴィアにて料理番のミス・トルテと出会う。
以降、トルテと手を組んで、様々な国内活動を経る。老いを自覚しはじめた四十代後半、縁あって、公的海賊の創設に手を貸すことになる。
後、自身も「これが最後の仕事」と、公的海賊バクスクラッシャーの仲間となる。
つーか、なんで俺様が顔もわからねぇ相手に、わざわざお手を煩わせて、一言言ってやんなきゃなんねぇわけ?
我侭で短気。全ての人間を下僕と思っている。人を見下すためにあるとしか思えない、無駄なほどの長身。
子供という物体が大嫌い。よってラギル船長が死ぬほど嫌い。ついでにホーバーも大嫌い。
船内一の問題児で、一日一度はなにかしら問題を起こす。
バクス帝国首都郊外の小さな町の出。あちこちの戦地で「黒き指裂き傭兵」と呼ばれ、恐れられた元傭兵。
今日もいい天気だよ。きっとラギっちゃんたちは海で泳ぐんだろうな。え、ぼく? ぼくは部屋で本を読んでます。泳ぐの、ちょっと苦手なんだ。
読書好きのおとなしい性格だが、本当は芯の強い男の子。
船医フィーラロムと初代船長ジルサン=バリーとの間に生まれた、二卵性双生児のうちの一人。
海の上で生まれ、海の上で育った。レイリ=ラクサが双子の姉。
この間、イルカに手をかまれた。ウケた。
飄々とした青年。興味のないものに対しては、驚くほどそっけない。
反対に興味を覚えたものに対しては、とことん愛情を向ける。
たとえば友情をとても大切にしているようだ。
ケナテラ大陸思議夜国出身。ゆえあって、公的海賊バクスクラッシャーとなる。ログゼ、テスと親友同士。
ボクはファル! レティク兄の妹だよ。よく弟と間違われるんだけどね、えへへ。
水夫長補佐レティクの愛妹。お洒落をするより、みんなと冒険することが大好きな、少年のような少女。
フェクヘーラ大陸フースィ国出身。両親を幼い頃に亡くし、親戚の家に引き取られて育つ。公的海賊になるためバクス帝国へ行った兄を探し、旅に出る。
後、無事にレティクと再会を果たし、仲間となる。
ふふ……愉快ですよ、この船は。
船内五大問題児の1人。
海賊船に乗っているくせに、現役の暗殺者。仕事が入るのか何なのか、たまに船から姿を消す(そしていつの間にか戻ってきている)。
船員からは、不気味な存在として心底畏怖されている。
見えない武器で相手を切り刻み、血を浴びて微笑む姿は狂気的。
おっす、俺はレック。近い将来、副船長になる男だ。
一見クールだが、実は熱血家。困難に出遭うと何が何でも乗り越えたがる。ときには飯も忘れてのめりこんでしまう。しかし冷めるのも、早い。
ラギル、レイムと仲が良い。三人でよくつるんでは、船上を騒がして遊んでいる。
母親が女海賊だったが、事故で先立たれ、幼くして荒んだ生活を送っていた。後に、バクスクラッシャーと出会う。
ヘイヘイ! 今日も愉快にお祭り騒ぎだぜぇイ!
世の中楽しけりゃそれでいいゼ、ベイベーで全てを説明できる性格。
無類のお祭好き。友人ローズと組んでは、船内大賭け大会、船内大クイズ大会を開催してがっぽがっぽ儲けている。
賭博三昧イマサマ三昧の日々を送っていたところ、裏組織に目をつけられ、追われる身に。
たまたま公的海賊の徴兵を知り、組織から逃げるように海賊になる。
……見てんじゃねぇよ。
過去何度も裏切り行為を働いている。彼の捩じくれた性格には、とんでもない秘密が隠されているが、そのことに気づいているのは一部の船員のみ。
砲撃手、弓手としての腕は最高。バクス帝国デアモントロック周辺の出身。
バクスクラッシャーの宿敵である海賊イリータインに、双子の弟クライド=ヴィシュタが乗船している。何故敵同士となったのかは不明。
♪える、おう、ぶい、いー、あい! あむ! ラヴじい!
温厚でお茶目。言動や行動が、えらく可愛い。
可愛い性格をしているくせ、腕っ節は相当立つ爺。全船員のおじいちゃん的存在。
オレはシャークっス! 稀に見る美青年、バザークなんて牛の肥やしっス! ああ、やばい、美人薄命っス!
のほほんと何も考えていなさそうだが、実は相当のキレ者。情報収集の達人として、バクスクラッシャーを支える。
バクス帝国デアモントロック側の小さな農村出身。十三人兄弟の真中らへんに生まれる。
英雄になるという夢を抱き、当時英雄と称された、海賊軍人になるため、村を出た。
クロル、ホーバー、そしてこのシャークは、現在バクスクラッシャーの「脳」として、大活躍している。
嗚呼、今日もラギル殿はかわゆいでありますなぁ……!!
変人。言動がキレている。修行僧のような苦吟に満ちた顔で「猫が寝っころんだであります」なんて言ったりする。
かつては、ヴェスじい率いる公的海賊「サージェンス」の船員であったが、副船長の反乱により、三人はぼろぼろの船で漂流することになる。
救難信号に気づいたバクスクラッシャーに保護され、以後バクスクラッシャーの船員となる。
ラギルがともかく大好き。ラギルを目に入れても痛くないほど可愛いと思っている。というか、むしろ目に入れたがる。
今日も腹筋千回、始めるぞ! いっち、にっ、さん、ダーッ!
頭に血が上りやすく、乱暴者。しかし同じ乱暴者でもセインとは違って、やっていいこととマズいことは、わきまえている。
意外に優しくて素直なところがあったりする。
フェクヘーラ大陸、フースィ国出身。バクス帝国で公的海賊になるというレティクにくっついて、自身も国を出て、バクスクラッシャーの仲間入りを果たす。
現在、「片目のワッセル」という二つ名で呼ばれ恐れられている。バクスクラッシャー五大問題児の一人。
噂のダラ金です、よろしくー。よく船大工してる姿が想像できないって言われてまーす。
素行は悪いが、基本的には陽気で、のんびりした男。薄色の金髪をダラダラとだらしなく伸ばしている(ゆえにダラ金と呼ばれている)
五大問題児の一人。腰に巻いた鞭を武器に持つ。敵を前にすると、冷酷無比な殺人鬼へと変貌する。
バクス帝国ブランブ高原の小村出身。
かつて「カウントダウン・ジャック」として、帝国を恐怖の渦に陥れた連続殺人鬼…らしいが、詳しい事情を知っているのは極少数。
準備中
ふははははは! そうだ、私が貴様たちもよくご存知の、偉大なるメル帝国が誇る科学の申し子、メル博士である!
普段はサバサバしているが、色眼鏡をかけた途端、不遜なマッドサイエンティストと化す。五大問題児の一人。
バクス帝国サラエヴィア出身。帝国海軍の浮沈船製造に関わる科学者一家の長女として生まれる。
しかしこれ以降の記憶が、彼女には残っていない。気づいたときにはバクスクラッシャーに加わっていた。
オレの趣味は、釣りだ! 釣り仲間求む!
他人は自分の思い通りに動いてしかるべきという自己中心的な性格だが、素直に思い通り動かれちゃったりすると、戸惑っちゃったりする可愛い奴。
気楽な一人旅をしていたはずが、成り行きで助けたカティールのせいで、様々な騒動に巻き込まれるはめに。
あげくの果てに海賊バクスクラッシャーの一員となってしまった。本人は否定したがっているが、カティールの親友。
あらイヤだ! アタシのコメントが欲しいの!? お化粧してないわよ~!! 三十分後にまた来てちょーだい!
天下無敵のお祭好き。友人サリスと組んでは、船内大賭け大会、船内大クイズ大会を開催し、がっぽがっぽ儲けている。
おネェ言葉をしゃべりながら、おじさん以外何者でもない行動をする、謎の人。
バクス帝国の裏世界を牛耳る組織の、元ドン。理由あって、組織を抜けて、海賊バクスクラッシャーの仲間入りを果たした。
貴方も一服、どうですかな?
別名を「死の一服グレイ」。普段は禁煙家だが、一度戦闘になると、まるで昂ぶる心を鎮めようとするかのように煙草を吸い始める。
時に煙草を武器にして戦うことがあるため、そう呼ばれている。
公的海賊になる前は、初代船長ジルサンとともに海賊をやっていた。
ジルサンが公的海賊の船長になるのとともに、彼もバクスクラッシャーの仲間入りを果たした…と思われる。
やほ! ぼくは方角見のレイム。みんなのアイドル……の役はラギっちゃんに任せちゃって、ぼくはそうだなー、みんなの可愛い弟ってあたりを攻めてみよっか!
楽天家。人をおちょくるのが大好き。けれどどこか憎めない愛嬌さがある。ラギルニット、レックと仲良し。ファルが気になっている。
海賊や密輸船相手の非合法の造船所で働いていたが、理由あってバクスクラッシャーの仲間となる。
あははー、サボってるんじゃないよー……。光合成を、してるんだよー……。
いつもぼーっとしていて、発言が意味不明。ごく普通の道で行き倒れているところを、旅をしていたキャエズに助けられる。
家の住所をド忘れしていたため、とりあえずキャエズにくっついて旅をし、最終的にバクスクラッシャーの一員となる。今現在もド忘れ中。
な! シャ、シャークみたいなひょろひょろ馬鹿、別に好きじゃないんだから!!
気が強く、意地っ張り。いつもツンとしている。けれど本当は傷つきやすい、年頃の女の子。
子供体型にコンプレックスを抱いている。クロルに憧れを抱いている。どうやら、シャークのことが好きらしい。
バクス帝国周辺の島出身。素潜りの名人で、「海人のキャム」の二つ名を持つ。
今日はいいお天気だから、シーツを洗おうかしら。
穏やかな、落ち着いた女性。儚い印象を受けるが、その瞳の奥には、母親独特の力強さが秘められている。
双子のチカルとレイリの母親。船員たちの心のオアシス。
バクス帝国ヴァインシュタンテス港街出身。町医者の娘として生まれ、16歳には医者である祖父を手伝って女医となる。
時折やってくるバクスクラッシャーの面々に望まれて船医となる。後、初代船長ジルサンとの間に二児をもうける。
あぁ、腰が痛いっちょ! これも全部、あのにっくきヴェスじじいのせいっちょえ!
いつかいつか足蹴にし、っこうして、っあぁして、ぶちのめしてやるっちょえぇええ!
自分勝手でやかましい。失敗を人のせいにする。六人の老海賊の内の一人。
「っちょ」という変な方言がやかましい。ヴェスじいと仲が悪い。
なにか面白いこと言わないと。なにか面白いこと……え、ええと、あの、ほ、本日はお日柄もよくぅ!!(撃沈)
至って普通ーな、地味ーな、目立たない性格。名前が長たらしくてうざったいので、「うざ太郎」と呼ばれている。
フェクヘーラ大陸イザシル国出身。比較的新しい船員。
イザシル国の専修院医療科卒業後、医者見習いをしていた時に港町で見かけたフィーラロムに一目ぼれ。
頼みこんで、海賊バクスクラッシャーの船医となる。
ミンリー、お医者さん、よろしくネ。
心優しく、朗らか。可愛らしい笑顔は船員に癒しを与える。倉庫番ログゼの恋人。
タネキア大陸の奥地にある少数民族の出身。土着宗教の巫女。異国の奴隷商人に突然村を襲われ、奴隷船に乗せられる。
しかしダヴィスカー大洋を航行中、ジルサン船長率いる海賊船を襲撃され、他の奴隷ともども解放される。
その縁で数年後、バクスクラッシャーの仲間となる。
さぁ、今日は何を食べたいですか?
穏やか。しかし料理にはうるさく、砂糖一粒でも間違えると、「料理を嘗めるな!」とちゃぶ台をひっくり返す。
「料理人の町」と呼ばれる都で料理人一家の次男に生まれ、自然と料理人を目指すようになる。
様々な経過を経て、バクス帝国にたどり着いた彼は、当時募集されていた公的海賊の料理番に志願。
バクスクラッシャーの料理番となる。船員ではないが既婚者。妻がたまに船に遊びにくる。
うぅん、今日もリーチェ特製の砂肝と砂の酢のもの和えを作っちゃうぞー!(ジャリジャリジャリジャリ)
……うわ、舌にいつまでも残るざらざら感がたまらない!
何事にも全力投球。失敗すらバネして突っ走る。
バクス帝国ウランダウィル出身。市場で、鋭い眼力で良い食材を見抜き、巧みな値切りで買い物をしていたリーチェを、マートンがスカウトした。
後にとんでもないゲテ物料理人であることが発覚したが、今で料理番長補佐を勤める。
あら、だって生きているうちは、恋をしていたいじゃない?
朗らかなおばあちゃん。バクス帝国サラエヴィアの高級貴族。
若くして政略的結婚をするが、実体のない夫婦生活から自分の存在意義に疑問を抱くにいたり、自由を求めて出奔。
見事な槍裁きで傭兵活動をしていたところ、ショウルと出会う。
長槍の名手。60越えた今でも、槍を軽々とさばく。恋多き人生のため「ミス」と呼ばれているが、現在独身。
準備中
何もない船だが、ゆっくりしていってくれ。
物静かな女性。見た目は殺伐としているが、彼女の纏う雰囲気はどこか優しい。
公的海賊には犯罪者が多く組みこまれたが、彼女もまたその一人。
腕に埋めこまれた鎖で板に戒められ、それぞれの船長へ「仲間」として寄贈された。
多くは板から解放されることなく、餓死・衰弱死するが、彼女は運良くジルサンに戒めを解かれ、以来、仲間としてバクスクラッシャーに尽くすことになる。
そこのお前。あたしと手を組みたいならなら、あたしほども価値のある手土産ぐらい用意なさい。
淡白で、ぶっきらぼうな言動は、人に冷たい印象を与える。反面、過激な一面もちらりと覗かせる。
闇社会で生きてきた女。複雑に絡みあった事情から追われる身となるが、サリスと出会い、共に公的海賊となる。
サリスとは恋仲であったり、敵であったりと、謎の関係。
世の中は、アンタ、金だよ、金! 金がなきゃなんにもできやしない。
男だぁ? 男に金以上の価値はないんだよ。奴らはすぐ女を地べたに這いつくばらせたがる。覚えときな。
小物の女悪党。欲望に忠実で、欲を満たすためには、どんな手段も躊躇わない。気性が荒く、野性的。
博打好き。おかげで常に金欠。事あるごとに人にタカる。男顔負けの腕っ節。拳同士の喧嘩にはちょいと自信がある。
海賊の男なんて最低! 紳士じゃないし、私の手を引くときだって、乱暴にひっつかむのよ? その点、バザークはとても素敵。優しく甲にキスをくれるの。
……え、変態? なんでそうなっちゃうのかしら。私、もう立派なレディよ。
気の強い女の子。ツンとすましている。けど本当は泣き虫。
船医フィーラロムと、バクスクラッシャー初代船長ジルサンとの間に生まれた、二卵性双生児のうちの一人。
海の上で生まれ、海の上で育った。双子の弟は、チカル=ラクサ。ナンパ師バザークがお気に入り。
こんにちは! ファルです。ゆっくりしていってくださいね。
勇敢で、心優しい少年。未知の大陸イリューザの出身。かつてはヴェス率いる公的海賊「サージェンス」に捕虜として囚われていた。
しかし副船長の反乱により、ヴェス、ウグドと共に船で漂流することに。
救難信号に気づいたバクスクラッシャーに保護され、以後仲間となるが、捕虜となった理由は不明。
竜使い。レアロゥダという名の飛竜を召喚できる。
おーっす。倉庫番のログゼだ。鍵開けなら任せときな。
大胆で、大雑把。面倒くさがり屋だが、仲間に頼まれると断れない、仲間思いなところがある。
かつては「ダークフェイス」を名乗って、金持ちから大金を奪っては貧しい人々にばらまく、義賊をしていた。
ある事件をきっかけに、海賊バクスクラッシャーの仲間入りをする。比較的新しい船員。
テス、ラスと仲が良い。船のアイドル・ミンリーと恋人同士のため、皆にすんごく恨まれている。セインと犬猿の仲。
……! あ、あ……よ……よろし……く……おねがいします……。
内気で、臆病で小心者。いつもびくびくしている。
フェルカの持つ精霊力を嫌った両親によって、叔父の元へと養子に出される。十にも満たない頃、叔父とともに公的海賊「バクスクラッシャー」となる。
精霊術が異端とされているバクス帝国。船員の中で唯一の、精霊術使い。
精霊術を利用して、カトラスなどの武器を塩害から守ったりする、武器保管係をやっている。
やっほう! テスだよん! この船の鐘突き係だよ、よろしくね♪
単純で意気地なしで、早とちり。根がやさしく、船内の子供たちに好かれている。
フェクヘーラ大陸シルヴァードール国出身。様々な経緯から、赤ん坊の頃にバクス帝国の軍部貴族の養子となる。
公的海賊制度が発布されると同時に、わずか8歳にして、公的海賊「バクスクラッシャー」の仲間入りを果たす。
ログゼ、ラスと仲が良い。ユキというタネキア人の恋人がいる。テスの彼女へ向ける愛の深さは、筆舌に尽くしがたい。